2024年2月10日~11日に秋田県湯沢市で
犬っこまつり2024(主会場:湯沢市総合体育館周辺)
が開催されました。
まつり期間中は、主会場と無料駐車場を結ぶシャトルバスを運行するのですが、今回、初の試みとしてシャトルバスの運行状況や位置情報がわかるような仕組み「位置情報共有システム」の実現をサポートしました。
犬っこまつりとは
犬っこまつりは、約400年前から続いている湯沢地方の民俗行事です。 その昔、白昼堂々と人家を襲う「白討(はくとう)」という大盗賊がいましたが、湯沢の殿様がこれら一味を退治し、再びこのような悪党が現れないようにと、米の粉で小さな犬っこや鶴亀を作らせ、旧小正月の晩に、これを家の入口や窓々にお供えして祈念させたのが、この犬っこまつりの始まりとされています。 |
サポートの経緯
犬っこまつり実行委員会の中で「シャトルバスがどのへんを走っているのか分かればお客様をスムーズに案内できるのでは…」という意見があり、運行状況を見える化する方法を探っていたところ、何か良い方法がないかと弊社がご相談を受けたことが始まりでした。
システムの提案
弊社は、シャトルバスの担当者がタブレットでバスの現在地を確認しながら連絡をとる方法として、LINE WORKS(アプリ)とGoogle の現在地共有機能をご提案させていただきました。シャトルバス8台にスマートフォンを設置して位置情報を発信し、バス発着所の担当者がタブレットでバスの位置を確認できるという仕組みです。
LINE WORKSの活用により、各発着所の担当者と本部の担当者間でリアルタイムに情報共有が可能となることを提案し、各端末へアプリをインストールし、運用環境の構築を行いました。
必要なスマートフォン8台とタブレット4台(sim付)はレンタルでご利用いただきました。
実行委員会から
・シャトルバスの運行位置を随時タブレットで確認できてよかった。
・乗車待ちの来場者におおよその待ち時間を伝えるなど現場対応が円滑にできた。
・バス発着所のスタッフが混雑状況を文章と画像でやりとりして共有できた。
・スタッフ間のリアルタイム情報共有で予備バスの効率的な配備指示を出すことができた。
・何か問題が起きた際の情報伝達・情報共有する時に「LINE WORKS」が役に立った。
まつりを終えて
犬っこまつり当日は運行状況の確認と情報共有が実現されて、システムを提供した弊社にとって貴重な経験となりました。実行委員会よりこのような機会をいただけたことに感謝しています。
今回の経験をもとに、類似ケースがある時は支援に携われるよう努めてまいりますので、ご依頼やご相談がございましたら弊社までご連絡をお願いいたします。